安価な水晶発振子テスターの製作







 安価な水晶発振子テスターの製作(キット)とその応用 
     Frequency counter Crystal tester kits

       (中波、短波ラジオの周波数表示器の製作)
         
By JH3OZA
  2017年8月

Counter

<工事中>

<キットを半田付け完了した基板>


<キット概要>
 手持ちのクリスタル発振子をテストすることがよくあり、その都度CMOSやTTLを用いて
無調整発振回路を作りカウンターで周波数を読んだり、スペアナで信号を確認しておりました。

 最近、アリババのサイトを検索していたら偶然に見つけた水晶発振回路付きカウンターキットが、
なんとワンコイン(〜500円)送料含めて売られていることに気づき購入してみました。
(ただ安価でしたが、送られてきた部品に抵抗が1本欠品でした!笑)

<回路構成>
 発振回路は、トランジスタ1個で構成しており、発振周波数は(凡10MHz〜20MHz )の
無調整コルピッツ発振回路です。
ただ、PICのカウンターは、50MHz程度まで読み込めるので50MHzの受信機にも使えそうです。

 また、表示器は赤色5桁LED表示器で、明るいところでも表示するタイプです。
制御用ICはPICで、プッシュスイッチ1個を用いていろいろの設定ができるようになっています。
特に気に入ったのが、発振(入力)周波数に、ある登録した周波数を、加算または減算表示でき
ラジオの局発を入力して正確な受信周波数表示ができるところです。
設定方法 (1ボタンですべて設定するような構造)
1.PROG(ProG)表示ー>QUIT(quit)表示
2.NOPSV(NoPSv)表示<−>PSAVE(PSAvE)表示
3.Add(加算)<−>Sub(減算) 4.ZEro (押し続けてから離す 0モード)
5.TABLE(tAbLE)表示(10.700」⇒「455.00)
6.QUIT(quit)表示


<水晶発振子(19.660MHz)をテストしている様子>




<BCラジオにIF周波数分(-455kHz)を減算させ組み込んだ様子>
(ラジオ関東 1422kHz を受信している)


キットの入力端子に2段のFETアンプを設け、ラジオの局発に直接影響をさける
工夫をしています。





以上 JH3OZA


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