安価なベクトルネットワークアナライザー(NanoVNA)
  
By JH3OZA
(東京都大田区 桶谷 保)  2020年1月

小さなベクトルネットワークアナライザー(VNA)を入手しました。


ベクトルネットワークアナライザー(VNA)を、勉強をするのにとても安価なよいツールです。
ちょっと、掃引が遅いです。

50kHzから900MHz(1.5GHz)の特性を測ることができます。
 1.順方向特性、挿入損失、利得
 2.反射特性
   (周波数オフセットはできないのでミキサー等の測定はできない)


455kHz、10.7MHz IFトランス共振周波数の測定。



3500kHzの共振コイル作製(コンデンサーの決定)

10.7MHzの中間周波トランスを3.5MHzの共振周波数に変更する。


計算である程度予測して、VNAで測定しながらコンデンサー容量を決める。
非常に良い特性が得られた。


1GHzフィルターの測定比較

 NanoVNA測定                                 HP8720Cで測定


NanoVNAは、高い周波数は、高調波を利用して測定しているため、
ダイナミックレンジがあまり良くないので山裾野のノイズレベルが乱れています。



C701のホイップアンテナ(3バンド)のSWR測定比較

 NanoVNA測定                                 HP8720Cで測定


NanoVNAとHP8720Cのアンテナ測定場所による違いが多少ありますが、ほぼ同程度の結果です。



分配器の性能

 順方向                                        逆方向



By JH3OZA  


トップへ戻る”border=