工事中
GPSユニットのPPS信号 から
精度の良いリファレンス信号(10MHz)の作り方
<はじめに>
我々も利用できる安価なGPSユニットが販売されています。
これを用いることで、OCXO精度並みの発振器を作ることができます。
・スイスメーカ u-blox製のGPSユニット(NEO-7M):
u-blox社製の色々なGPSユニット(NEO-6m, -7m, -8m)をテストしてみました。
NEO−7m は、 NEO−6m に比べて、ディアルアンテナの使用可能である以外は、
ほぼ同じ機能でしたが、NEO-8mは、色々と機能が強化されているようです。
今回は、安価なNEO-7m(1,500円程度)を利用することにし、そのPPS端子から
リファレンス信号を取出すことにしました。
PPS信号の変更は、USB-RS232(TTLレベル)変換とGPSユニットをハード的にクロス接続し、
メーカ製の u-centerソフトを用いて変更を行います。
TCXOの代わりに、周波数精度のよい安価なGPSユニット(NEO-7m)を使うことにしました。
GPSユニットのPPS出力信号(1Hz〜10MHz)を、u-centerのソフトで、変更しました。
この信号には、高調波が多数含まれているので、フィルターを用いて使うか、
高調波の少ない周波数を選ぶか、です。当方は、後者の高調波の少ない周波数を選択しました。
(注意)PPS端子には、電圧がかかっていますのでコンデンサーでDCカットすること。
デフォルトの状態では、衛星から信号を受信すると1Hz(1Sec)の信号が表れます。
u-centerソフト(u-blox社製)で、PPS信号 変更のしかた
1)Windows GNSS評価ソフトウェア u-centersetup_v18.06をネットからダウンロードし
そのU-centerソフトを展開し立上げる。
2)フォルダのReceiver->port com設定を所定値に合わせてると、GPSユニットを認識する。
3)View->Configuration View->TP5 (Timepulse5)に、希望周波数を書き換え send する。
4)View->Configuration View->CFG (Configuration)開いて send すると、
PPSの出力周波数は、変更できる。(1Hz〜10MHz可能である)
注意)PPS出力周波数は、500kHzや1,2,4,6,8,10MHzの設定が望ましい。
ただし、バックアップ電池が1.5Vの水銀電池を使用しているようで、
電源供給を停止すると、数時間で設定データが飛んでしまいます。
2.4Vのメモリーバックアップ電池に変更する方が望ましいようです。
5)CFG → ITFM ANT設定 1.Passive、 2.Active、 使用する設定を選ぶ
6)CFG → NAV5 1.Partable、2.Stationary、Fix Mod 2D 地図を選ぶ
By JH3OZA 2018年8月