無線機の簡単な制御は、安価なPIC 1ヶで行うことができます。
クロックが20MHz程度のPICで動作させることが可能です。
16Fシリーズでも可能かもしれませんが、18Fシリーズを使うこととしました。
20ヶ程のI/OポートがあればOKです。
1.おもな無線機の制御項目
1)周波数の表示 : XXX0.000MHzセンター表示
VFDディスプレー
2)周波数の変更 : 桁ボタンを用い桁数を移動させ
ロータリーエンコーダで変更する
3)ローカル発振器 :(メインとサブと混合してローカルを作る)
・メイン発振器 : XX00MHzで100KHzステップ
・サブ 発振器 : X0MHzで100Hzステップ
4)送信周波数 : XXXMHz〜
5)受信周波数 : XXXMHz〜MHz
6)リピータ対応 : TX・RX周波数可変、toneの発生
7)メモリ記録 : 10チャンネルメモリ記録
8)トーン発振 : リピータの対応 88.5Hz ほか
9)送信/受信切替 : 送信周波数と受信周波数の切り替え
10)アナログ値の計測: RSSI、電源電圧、ケース内温度
2.PICを用いた簡単な汎用無線機制御器を製作中です。
少なくても下記の3点を制御できる物
1)周波数の可変(PLL回路の制御)
2)送受信切替(PTT)
3)周波数表示(LED or LCD)
3. PLL−ICの3バスをコントロールするためのプログラム
ビット回転を使ってシリアル信号に変換させるのがミソです。
たとえば、変換値を(bits8) だとすると、
for (i = 0; i < 8; i++) // 8 bits counter
{
k = ((bit8 << i) & 0b10000000); // Bbit分だけ左回転させ取り出したいbitを
highとして(0b10000000) ANDをとる
k = (k >> 7); // k を右に7回bit回転 1桁にもどす。
output_bit(PIN_A1,k); //RA1ポートに1bit出力
clock(); //Clock1パルス出力
output_bit(PIN_A1,0); //RA1ポートに1bit出力 Lowに戻す
}
CCSで書くとこのようになります。このやり方が簡単です。
By JH3OZA 2007年8月