50GHz広帯域アンプ







 50GHz広帯域アンプ 
                         
By JH3OZA
(東京都大田区 桶谷 保)  2018年5月

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<工事中>

<目的>
  50GHz用の広帯域アンプ(入出力コネクターは、VコネのAPC2.4)を、入手しました。
 ちょっと信号を増幅したい時や、発振回路の実験を行いたい時に必要になるのは増幅器です。
 その都度アンプを用意して電源を繋いだりする手間を省くため電源内蔵の広帯域アンプを、
 作ることにしました。

❶ HP製 50GHzアンプ
  <概要>
  手元にある古いアンプのケースを利用し、もともとついている電源ユニットを利用しました。

 電源供給には、特に注意し、50Gアンプを壊すことのないように、電源ONと同時に負電源  (−3V)を最初に立ち上げ、つぎに時間をおいて正電源(+6V)を立上げる手順を守り
 ました。もちろん電源OFFする時は逆の動作をさせています。


 


  入手した50GHz広帯域アンプ
  

  ケースの内部に挿入した様子
 

  20GHzまでの測定したデータ (HP 8720C)                      50GHzまでの測定したデータ (HP-8510C)           
  
  20GHzの測定では、すこし低域で増幅していないような結果です? Calの失敗かな。



❷ Anritsu製 MHL71500A
  (10M 〜 50GHz アンプ)

     Vcc=+10V:200mA、-10V:8mA

   
 

  周波数特性は、概ねフラット特性で50GHzぐらいまでの広帯域増幅器です。Gain=12dB程度、P1=約10dBm(24GHz)です。
  (測定ケーブルロスは、考慮していません)


 <感想>
  このHP製の50GHzアンプは、増幅度が一定(フラット)で、すごく素晴らしいアンプです。
  ・Frequency band : 50M 〜 50GHz
  ・Gain : 15dB(平均)
  ・P1 : 10dBm

  Anritsu製アンプも同様の特性です。
  ・Frequency band : 50M 〜 50GHz
  ・Gain : 10〜15dB
  ・P1 : 10dBm

  周波数対ゲイン特性は、測定器の都合で50GHzまでしか測定できていませんが、
  周波数の上限が、もう少し伸びているようです。機会があれば測定したいものです。
以上 JH3OZA


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