< AC式 真空管ラジオ >


By JH3OZA
(東京都大田区 桶谷 保)  



 スーパーラジオの製作 

   アパーマンには、5球スーパーはスペースが大きくとり過ぎ、部屋の有効面積がなくなってしまう。
 1台あたりのシャーシーの大きさ(180x120mm)程度を使うことで5球スーパーの半分程度となります。
 この大きさでも、真空管2、3ケ使ったラジオを作ることができます。
 複合管とリフレックス回路を用いて、5球スーパーに匹敵する性能のラジオを作ることにしました。

1)ECH42, 6U8使用 2球スーパー (2019/8)




 2球スーパー回路図
  基本構成は、スーパーヘテロダインですが、リフレックス回路も構成しています。
 初段の真空管は、コンバータ管でリムロック管(8ピン)のECH42(ヨーロッパ管)を使用し、
 2球目は、6U8Aの複合管を用いてリフレックス回路を構成してゲインを稼いでいます。
 その5極管部では中間周波とオーディオ(AF)増幅を、3極管部でオーディオ(PA)増幅を行っています。
 最大ゲインで働かせると内部発振するため、ちょうど良いオーデオゲイン(AF)にするのに苦労しました。


 Sメータ−は、回路図に反映させていませんが、あると便利です。
 6U8Aの中間周波増幅側のカソードとオーデオ増幅側のカソード間に
 適当な抵抗(2k)をメータと直列に入れ電界強度を一目でわかるようにしました。
 中間周波増幅段のカソード電圧は、電界強度にて著しく可変することを利用しています。
 もちろんオーディオ増幅段のカソード電圧は一定値であるとが重要ですが、
 多少オーディオ出力レベルにてSメータは変化してしましますが。愛嬌です。


 2)6BE6, 6U8使用  2球スーパー (2020/4)



回路図

考察
 構成は、1)と同じで、EHC42の代わりに6BE6を使用した回路です。
 性能は、同じ程度で、6BE6変換利得(+20dB?),中間周波とオーデオのリフレックス回路の増幅利得は、60dB?、
 アンテナからAM信号70%の変調信号-90dBmを入れて受信可能です。



 




By JH3OZA

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